ワイシャツの構造線
基本製図 ワイシャツの構造線 (現代語訳)
仮定寸法 (第1図参照)
胸囲 36インチ (91センチ)
背丈 16 1/2インチ (42センチ)
着丈 32インチ (81センチ)
衿丈 32インチ (81センチ)
カラー寸 15インチ (38センチ)
製図解説
1 基点。
2~1間は3/8 Bに定寸 2 1/4インチ(5.7センチ) を加えます。この場合9インチ(23センチ)です。この寸法は鎌深寸法とよび、短寸式では実測寸に1/4インチのゆとりを加えてきめる確定寸です。胸囲28インチ(71センチ) 以下の婦人子供用にはBを練深寸法とする方がよいでしょう。3/8とか、1/2とかの比率をきめましたのはそれが最も適当な比例寸となるからです。胸囲が2インチ増減するごとに、いい変えれば半胸囲が1インチ (2.5センチ) 増減するごとに3/8インチ(1センチ) 増減する寸法です。1/2を用いる場合には半胸囲が1インチ増減するごとに1/2インチ (1.3センチ) 増減するので、大人物の場合には増減度が多すぎる欠点があります。
今後も同様の比例寸が出てきますが、その比率のきめ方は適合率の公算の最も大きいものに、その比率をきめていると解釈して下さい。そして大体胸囲 28 インチ (71 センチ) 以上の場合に最もよく適合する比率があって、その比率を本書は使っています。しかし比率によってはこの鎌深のように、3/8は大胸囲にはよく適合しますが、半胸囲28インチ以下には1/2が適合するように、胸囲の大小にかかわらず全部によく適合するといわれる、ただ1つの率はまだ発見されていません。比例寸とは大体このようなもので、決して絶対的な理論的なものでなく、経験上から比較的無難なものをそして教える際に余り計算が複雑にならない簡単なものを選んで用いているのです。したがって、この比例率の算出は理論の対象にはなりませんから、この点は心得ていてください。
今日一流の洋裁学校で使っている比率はみな立派なものですが、その比率が大胸囲、小胸囲の全般にわたって、全部に適合するものは少ないようです。大胸囲によくても小胸囲には不適当なもの、また、その反対のものなどのがありますので、その比率がどのくらいの胸囲の領域に適当であるかその特長を知り、その比率をつかいこなしてください。

第1図 ワイシャツの構造線
基本製図
基本製図
ワイシャツの構造線
基本製図
ワイシャツの後身頃
基本製図
ワイシャツのヨーク
基本製図
ワイシャツの前身頃
基本製図
ワイシャツの付属品
基本製図
カラーと台衿