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メジャーの使い方
シャツの採寸にはメジャーを使用します。正しいメジャーの使い方は、正しい採寸につながります。また計測する場所を確かにするために重要なポイントを覚えなくてはなりません。一つ一つを理解し正しい採寸を目指しましょう。
1. 長さを測る
- 親指と人差し指でメジャーを挟むように持ち、軽く引っ張ることで、メジャーが身体に密着し、より正確な測定ができます。
- 指の力を入れすぎると、メジャーが身体に食い込み、誤差が生じます。軽く引っ張ることを意識しましょう。
- メジャーを巻き付ける際は、身体に沿ってまっすぐ巻き付けるようにしましょう。
- 測定値を確認する際には、メジャーを親指で固定して、ゆっくりと目盛りを確認しましょう。

2. 円周を測る
メジャーの数値の合わせ方
- メジャーのスタート地点: メジャーの0の位置を首周りや胴回りの測定し始める場所に確実に合わせます。特に、ハリのある首回りや胴体部分では、メジャーがずれないように注意が必要です。
- メジャーの固定: 測定を行う側の手でメジャーを持ち、他方の手で軽く引っ張ってメジャーを身体に沿わせます。この際、親指と人差し指でメジャーを挟み、身体に密着させます。
- 測定位置を確認: 測定するポイント(例:首周りの場合は喉の下、胴回りの場合はおへその少し上や一番太い部分)を確認して、メジャーが正確にその位置に沿っているか確認します。
- 目盛りの確認: 測定値を確認する際は、メジャーが動かないようにしっかりと固定したまま、目盛りをじっくりと確認します。誤差を避けるため、目線をメジャーの高さに合わせて見ることが重要です。
指を入れて余裕をもたせる際の注意点
- 指を入れる位置: 余裕を持たせたい場合、測定後に指を2本または3本(通常は人差し指と中指)をメジャーと身体の間に入れます。この位置を意識し、余分なスペースを確保します。特に、首回りや胴回りではかなり重要です。
- 力の加減: 指を入れる際は、指先だけでなく、軽く押し込むようにして入れます。あまり強く押し込むと、逆に測定値がきつくなってしまうので注意が必要です。
- メジャーの位置を移動させない: 指を入れる際は、メジャーの位置がずれないように気を付けます。ゆっくりと加えないと、メジャーがずれて誤った値を測定する原因になります。
- リラックスした姿勢: 測定される側はリラックスした状態でいることが重要です。緊張していると、体が引き締まり、測定値が不正確になる可能性があります。
- バランスを保つ: 余裕を持たせる際は、各部位の測定において(首周りや胴回りのチェック)、他の部分とのバランスを考慮し、適度な余裕を設けることが大切です。

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